午前4時のさば缶

友達に見られてもギリギリ恥ずかしくない内容のものを書きます。

コミティアで“投稿BOX”を使って編集部に漫画を持ち込んだ話 その2

どうもこんにちは、最近熱が下がったのに気管支炎になってしまったカミムラです。

最近は漫画もだけどイラストも練習しないとなぁと思っている次第です。


今回は 『コミティアで“投稿BOX”を使って編集部に漫画を持ち込んだ話』の続きです。
まだ読んでない人は前回の記事を読んでね


【前回の記事】http://hoppy42.hatenablog.com/entry/2018/02/16/215944







先日私はコミティアの投稿BOXに、人生初同人誌を複数ぶち込んだ後、とある編集者の方からありがたい講評メールを頂いた訳だが、なんと別の出版社からも講評メールが届いた。


しかもかなり大手の出版社である。

緊張していないと言えば嘘になるが、今回ははじめて頂いたメールよりもスムーズに読むことができた。慣れって恐ろしい。。






講評メールを一言で言えば「前回と真逆」の評価であった。



これは漫画に限らず、芸術などには必ずついて回る現象ではあるが、まさかたった2社でこうなるとは流石に思わなかった。



かなり長い文章で書いていただいたが、
今回は絵柄ことしか言われなかったのである。


「絵柄がこんなんじゃ中身なんて読まないよ!」という意思が透けて見えるのがわかった。

好みというのがどんな立場の人でも存在することはわかっているが多少のショックは受けた。
(大学1年のときのズタボロに言われた講評を思い出したくらいには。。。)




しかし、今回のことがあって私は「複数の出版社」の投稿BOXに同人誌をぶち込んで正解だと心の底から思った。

まず自分の作風はどこに合っているのかがわかったことが大きい。
どんな人が読んでくれるのもなんとなくわかる。




そしてなによりの収穫は「長所は短所の裏返し」であるということを理解したことである。


これは頭で理解していても、今まで私はいまいち実感がなかった。

自分の持ち味を活かすためにこれを身を持って知れただけでも、複数の出版社へ講評を求めたことは
プラスになったと言えるのではないだろうか。

これは漫画にだけ言えることではなく性格とか全てにも通じると私は思う。


今回の批評を受けて私は絶対また漫画描くからな!!覚えてろ!!!!と決意を固めたのであった……








でもまあ今日はちょっと贅沢でもして、明日からまた頑張ろうと思います。。。


それでは

コミティアで“投稿BOX”を使って編集部に漫画を持ち込んだ話

こんにちは
人生初ブログをはじめましたかみむらです。

最近風邪を引いてしまい、熱が下がらない中この記事を書いています。










今回の内容はタイトルの通り、ほぼ漫画を描いたことのない私が結果的に図々しくも編集部へ漫画を持ち込んだ話である。

もしもこの記事を読んで「真剣に漫画家を目指している人に対して失礼だ!!!」とか「こいつ舐めてんのか?」という意見の人もいるかもしれないが「こんな人もいるんだなあ」くらいに流してほしい。それが出来なかったらそっとこのページを閉じるように。。






2/11に行われたCOMITIA123にて私は初めてサークル参加した。(一般参加もしたことがなかったため全く未知の領域であったが)
サークル参加の感想はまた機会があれば書きたいと思う。

参加したことのある人ならわかると思うが、コミティアには同人誌を売り買いする他に『出張マンガ編集部』という講談社集英社といった複数の出版社がマンガ・イラストの持込を受け付けるという恒例企画がある。

もちろんその場で持ち込みが行われ、編集者やプロの漫画家が講評を行う。
私は持ち込みについては『BAKUMAN』程度の知識しか持ち合わせていないが、持ち込まれた漫画を静かに読み込む編集者とその時間を粛々と待つ投稿者。
その様子は非常に重々しく圧倒的であった。

その重々しい空気に完全にやられてしまった私はもちろん漫画の持ち込みをしようなどとは考えていなかった。

そもそも今回描いた同人誌は、はじめてトーンを貼ったよ!くらいの稚拙なもので持ち込むことを前提としていなかったのだ。

しかし、そんな私の考えを変えてしまうあるものが各出版社のブースに置かれていた。


投稿BOXである。




投稿BOXというのは、同人誌(もちろん原稿も可)を入れると後日編集部の方がその同人誌を「必ず」読んでくれるというものである。

本来はスペースで同人誌などの販売を行う忙しい参加者用の救済措置であったが、「直接講評を聞くのは怖いけど、プロの人に読んでもらいたい、あわよくば感想をもらいたい」という私のようなチキン野郎にはピッタリな代物でもあったのだ。

中には投稿すれば必ずメールで返信するという出版社もおり、気づけば私は投稿BOXに自分の同人誌を次々投函していた。





そんなことを風邪を引いて寝込んでいるうちにすっかり忘れていた私は、今日メールが届き心臓が飛び出るほど驚いたワケである。



薄目で届いたメールを見てみると、とてもとても長い文章が書いてあった。

どうしてもあの重々しく苦しい批評を想像してしまう、ましてや初めて作った同人誌である。

ボロクソに言われて当然であるのに、何故私は軽々しく投稿してしまったのだと後悔した挙句、びびった私は5分くらい講評メールを読めずにいたが、意を決して全文を読み込んだ。。。。。






講評の要点としては、


・絵柄、コマの使い方、話の展開や見せ方は良く作家性を感じる

・改善点としては、内容にコマの絵をもう少し結びつけるべきところが多い、世界観か登場人物どちらかに読者が共感できる部分を作る、話のバックグラウンドの作り込みが甘い、欲を言うと物語の最初と最後で登場人物の「成長」があると良い

などざっくりまとめたが実際のメールではかなり具体的に書いてあった。





「あれ、優しい……」

これがこのメールを読み終えた私の最初の感想であった。おそらくお世辞も多かったこともあるのだが、全てのアドバイスにきちんとした「根拠」がある上、何が良くて何を改善すればいいか書かれているため非常に納得するのだ。

まるで自分の中で何故だかわからないけれどモヤモヤしていた部分が言語化されてスッキリしたような感覚であった。

このとき、投稿BOXには山のように同人誌が投稿されていたことを思い出す。
あの大量の同人誌1つ1つに読み込まないと書けないであろう講評がびっしりと書かれたメールを1件ずつ送っているのかと思うと正直ゾッとした。

軽い気持ちで投稿したことに少し申し訳なくも感じたが、それ以上に講評を送ってくれた編集者の方に感謝し制作に対するやる気が以前よりも増したような気がする。





この記事を読んでいる人の中にもし漫画を持ち込みたいけどそんな度胸がない、という人がいたら私はこの『投稿BOX』を強く勧める。

自分の描いたものを褒めてくれる人の存在はとても大きくモチベーションに直結してくる。
しかし、客観的にアドバイスしてくれる人の存在もまた同じくらい大きいのだ。





私自身まだ漫画家になりたいとかよくわからないが、今回のことがあって次回はきちんとアポを取って原稿も持ち込んでみようと思う。できれば春休みまでに。





それでは